ステップレースの話
絶対王者が帰厩してきて、いよいよ年末の大障害が近づいてきましたな。
例年少頭数になりがちな京都JS、今年は阪神開催だからいつもより頭数が揃うかな、と思っていたら…
6頭立
少ねぇ…
ただし、今年の重賞勝ち馬が3頭と中山GJの3着馬が出てきたからメンツとしては相当豪華
これにメイショウダッサイが加わればほぼ現在のベストメンバーと言える
そもそもなんで京都JSは少頭数になりがちなのかというと、京都の障害コースは小回りで障害が連続する特殊なコース形態だから。
実際、テイエムハリアー・ルールプロスパー・タマモプラネットのように京都で激走する馬というのが一定数いる。
と思っていたのだが、阪神開催でも6頭立になるということは別の理由がある気がしてきた。
10月~12月の間にある障害重賞・OP特別は以下の通り
開催週がわかりやすいように()内に同じ週に行われるGIを示す
東京HJ (秋華賞)
京都JS (エリザベス女王杯)
秋陽JS (マイルCS)
イルミネーションJS (チャンピオンズC)
皐月賞トライアルかよ
平地のように障害でも間隔を空けたローテを使うのが最近は一般的になってきている
事実、以前はメジャーだったイルミネ→大障害のローテで中山大障害を勝った馬は平成26年のレッドキングダムが最後となっている*1。
そもそも中山大障害はOP勝ちがあれば賞金で弾かれることはまずないと言っていいため、賞金加算や権利取りのためにレースを使う有力馬もそういない。
また、昔と比較して東↔西の行き来もしやすくなったため、関西馬でも東京や中山のレースを使うことが多くなった*2。
一方で中山GJの前哨戦はほぼ阪神SJかペガサスJSの2択のため*3、がっつりメンツが揃う。
かつての京都大障害の流れを汲むため京都JSを無碍にできないのもわかるけど、中途半端に大障害の前哨戦に位置付けた結果、存在感が薄れた気がする*4。
だからいいじゃん、京都HJみたいにここをメインにする馬をターゲットにすれば
発走に間に合わせるために適当に締めてこの話終わり