代替開催の話

長きにわたる京都競馬場の改修も終わりやっと通常開催に戻ったと思ってたところで今度は阪神競馬場が改築工事とのこと

春はどうなるかわからないが秋開催が中京→京都→京都→京都になるのは濃厚なので令和6年の阪神JSも中京になりそう

そもそも関西がこんな思い切った工事日程を組めるのは 京都・阪神・中京の互換性が高いから

  京都 阪神 中京
芝1200
芝1400
芝1600
芝1800 ×
芝2000
芝2200
芝2400 ×
芝3000
芝3200 ×
ダ1200
ダ1400
ダ1800
ダ1900 *1

中京に芝1800がないのがちょこっと痛いが大抵のレースは代替できる

なぜならそのように阪神と中京を改修したから

さらに遠いうえに距離設定は少ないものの小倉がオールシーズン使えるのもデカい

 

翻って東はどうだろうか

  東京 中山 新潟
芝1000 × ×
芝1200 ×
芝1400 ×
芝1600
芝1800
芝2000
芝2200 ×
芝2400 ×
芝2500 *2
芝3200 *3
ダ1200 *4
ダ1400 × ×
ダ1800 *5

一部どうでもいいとこはありつつ芝1200や芝2400のような結構致命的なところに×が入っている

しかし東のヤバいところはこれに留まらない

・中京・小倉と違い新潟・福島は12月~3月まで使用できない

 ・さらに新潟は野芝なのでハードな開催に耐えられない

・「日本ダービーは東京」「有馬記念は中山」という不文律がある

 ・さらに有馬記念はフルゲートの関係でAコース限定

等々西とは比べ物にならないほどの縛りプレイ

しかしなんでJRAの競馬場はこうも夏暑くて冬雪降るとこばっかりなんでしょうかねえ

 

そしてもう一つ 地味~に厄介なのが中山グランドジャンプの存在である

1934年の旧中山大障害創設以来他の競馬場で施行されたのは昭和63年春のわずかに1度だけ

その間皐月賞が東京で行われたことはそこそこあるわけでその場合中山大障害(春)はどうしてたかというと

皐月賞が東京で行われた年 代替の理由 中山大障害(春)の処遇
昭和31年 馬場改修工事 開催無し
昭和38年 ストの影響で順延 通常通り
昭和39年 スタンド改築工事 4週前倒しで実施
昭和49年 ストの影響で順延 通常通り
昭和51年 ストの影響で順延 通常通り
昭和63年 スタンド改築工事 東京4,000 mで代替開催
平成23年 東日本大震災 7月に施行

いやスト多いな*6

その他は時期変更が2回、開催無しが1回、代替が1回

これを見ても優先度は有馬記念中山大障害皐月賞ということがわかる

こっからはもし中山で改修工事をすることになった場合 中山グランドジャンプをどうするのかを具体的に考えていこう…と思ったけど長くなるので別記事に

*1:ダ2000

*2:2600

*3:3400

*4:ダ1300

*5:ダ1600

*6:丁度春闘の時期だからだそう